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お金を使う

本紹介#1:「金持ち父さん、貧乏父さん」

こんにちは、nonoです。

昨日、ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」を初めて読みました。もともとは2000年ごろに発売されていて、20年以上読み継がれている本です。

おそらくロバートさんの実体験をもとに、タイトルの通り、二人のお父さんが出てまいります。一人は、貧乏な実のお父さん。二人目はお金持ちの親友のお父さん。

二人のお父さんから、生き方について、そしてお金持ちになることについて学んでいきます。キヨサキさんは、金持ち父さんから生き方を学ぶことを選択します。

とはいえ、実のお父さんが嫌いなわけではありません。貧乏父さんとなっていますが、実は高学歴な教師であり、ギャンブルやキャバクラに溺れるような人ではなく非常に堅実な人でした。一般的には貧乏な人ではないはずなのです。

では、どうして実の父さんが貧乏なのでしょうか。それがこの本の中で、金持ち父さんのお金との向き合い方や人生哲学を学ぶことで明らかになっていきます。

お金のために働いていてはいけない!

お金持ちと貧乏な人の定義について、実は一番重要なことは年収ではないのです。貧乏父さんは、実はとてもエリートで教養もあり、収入もかなり良かったようです。それなのに、いつも住宅ローンや遊興費などの請求書の支払いに追われており、自由に使えるお金がありませんでした。

毎日の生活費と支払いを行うために、自分の時間を切り売りして働かなければならない人のことを「貧乏な人」と定義することができるようです。お金のために働く人ということですね。

この定義に従えば、例えば大きなお家に住んでいる、ブランド品を持っている、高い車に乗っている、などの要素はお金持ちとは何の関係もないことになりますね。

贅沢をしている人は見た目上よほどお金持ちなのかと思ってしまいますが、その実態が借金まみれになっている可能性もありますからね。

この定義でいくと、仮に年収が1000万円や1億円あったとしても、資産を持たず、借金などの負債や生活費が大きすぎて年間の支出が1000万円、1億円以上の場合は、お金持ちではなく貧乏人なのです。

では、お金持ちとはどのような人のことになるのでしょうか。

お金に働いてもらうことが重要!

お金持ちとは、お金に働いてもらったお金ですべての支出を賄うことができる人のことになります。例えば、不動産による家賃収入、株式・債券投資による配当金による収入が、支出を上回っている場合は資産が減ることはありませんし、全く働かなくても生きていくことが可能になります。

この時、例えば持ち家がなくてアパート暮らし、車も持っていない、毎日の自炊してるなどほとんど贅沢をせずに支出が少ない人が、その支出をすべて資産収入で賄えている人は、お金持ちということができます。

直感的には、暮らしが質素すぎてお金持ちとは言えない気がしてしまいますよね。しかし、この人は全く働く必要がないため、非常に自由な生活を送ることができます。

そして、その質素さを楽しんでできる人もいるわけです。そうすると、贅沢をしてお金を見せびらかす生活をすることよりも、豊かな生活をしていると言えるかもしれませんね。

大切なことは、お金持ちはお金に働いてもらって、生活ができる人だということです。

したがって、お金持ちになるためには、資産を持つことが非常に重要なことになります。

支出を減らし、最優先で資産を増やしていくこと!

お金持ちになるためには、「自分にお金を使う」ことを最優先にすることが重要な戦略となります。

この本を読んで「自分にお金を使う」とは次の2つのことだと私は理解しています。

  1. 教育に投資する。知識こそ最大の資産です。知識の有無がお金持ちと貧乏人を分ける非常に大きなファクターとなります。ゆえに、学ことスキルアップすることにしっかりお金をかけます。
  2. 資産を買う。資産とは、不動産や株・債券のことです。ただし不動産は少々難しい側面があります。新築の家は資産ではなく負債となりうることに十分注意しましょう。

最初から資産を持っているという人は少ないと思います。ゆえに、最初はお金のために時間を切り売りして働くことになります。この時、給与収入などが入ったら、どんな支払いも後回しにして、上記2つの資産を買うことを最優先にすることが最も重要なことになります。

支出をできるだけ減らして、そのお金を資産購入に充てていく必要があります。

簿記を取ってみよう!

とはいえ、ローンなどの支払い請求書が多い場合、結局支払いに追われて支出をコントロールすることがとても難しいですよね。

支出をコントロールするには、固定費などの支払いを求められる請求書を極力削減して、支出を下げる必要があります。

ここで、資産と負債についてしっかり理解する必要があります。そして、自分のキャッシュフローを理解して本当に資産が増えているのかを分析して正確に把握することが重要です。

この把握のためには、貸借対照表と損益計算書を用いることがとても重要な金融リテラシーとなります。自分の家計で活かすことはもちろんの事、この知識が投資すべき会社を選択するために使えたり、自分がビジネスを始めるときにもそのまま生かせるスキルとなります。

これは複式簿記を学ぶことで、基礎を身につけることができます。

私も普通高校を出て大学も理学系だったので、簿記に関する知識がほとんどありません。

日本には日商簿記、工業簿記の資格試験があり、日商簿記3級を学ぶことでベースが理解できるようになるとのことです。私も金融リテラシーをもっと身につけたいので、簿記の勉強を始めました。

まとめ

20年以上も前に書かれた内容でありながら、この本に書かれている事実は変わっていないと強く思います。お金から自由な人生を生きるためには非常に勉強になる本なりました。個人的には、この本が20年前に発売された時にすぐに読みたかったなと思います。早く気付くことで、少しでも早く行動することが本当に大切です。時間はお金に代えがたい非常に重要な資産なのです。ぜひ一読をお勧めします。