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本紹介

本紹介#32「Think CIVILITY」礼儀正しさこそ最強の生存戦略である

非常に面白い

無礼なこと、失礼なことを言ってくる人間に委縮する必要はない

どんな理由があっても、無礼なこと、失礼な態度を取る権利はない。他人にも、私にもない。よっぽど相手が悪意を持って危害を加えてくる場合でなければ、どんな理由があっても、原則として誰に対しても敬意をもって接しなければならない。

それは、性別、年齢、国籍、政治的信条、宗教、文化なども関係はない。ひとりひとりが尊重されるべきである。まして、少々何かしらが劣っている(ように見える)くらいで、無礼な態度をとるなどはあってはならない。


しかし、場合によっては、無礼な態度をとってくる人間がいる。それは身近な人の場合もあるし、顧客だったり、上司だったり、同僚だったり、知らない他人だったり、様々な人間がいる。また、私自身も、疲れているときや焦っているとき、危機感を感じているときなど、心の余裕がないときは特に、他人に対してそのような無礼な態度になってしまうことがあると思う。


そのような無礼な態度、失礼な態度をとる人間に対して、委縮も卑下もする必要はない。

むしろ、そういう無礼な態度をされた場合に、自分自身が不義理で不誠実、無礼な態度をとらないように注意したい。丁寧に生きていくことをこころがけ、このような無礼な人間は相手にせず、単純に離れていけばいい。距離を開けて、二度とかかわらないようにすることがベストではあるが、場合によってそれが難しい場合もある。それでも、丁寧に自分の心の距離を離し、丁寧生きていこう。


ここでもし委縮してしまったら、自分で自分を自分で傷つけることになる。自分を責めて、傷つけても相手は変わらないし、良くなることはない。状況を良くするためには、まず慈悲の心をもって、自分を大切にし元気を取り戻して、丁寧に誠実に前向きに行動していくしかないのである。

また、相手と同じような無礼な態度でやり返そうものならば、自分も相手と同じレベルに落ちてしまう。自分の品位を落としてはならない。


無礼で傷つける態度は、本当にくだらない無駄な行為である。そのようなことをしてくる人間は相手にしないし、逆に私自身は誰に対しても無礼なことをしないように、丁寧に誠実に行動していきたいと思う。

無礼な状況、態度に対する対策

・すぐに反応しない。心を落ちつけて、適切な対応を検討して行う。
 ※大切なのは話し合いだが、無礼な態度が初めてではない場合など、近づいてはいけないひともいる
 ※仮に無礼なことをされても、自分が無礼な人間には決してなってはならない

・自分は成功していることを意識する
  ※仕事だけが対象ではなく、家族や趣味でもOK
  ※自分を成功者と思っている人は、無礼な態度に強い。振り回されない。

・自分が成長していること意識する。また、成長していく努力を常に続ける。
 ※仕事だけでなく、趣味や別のコミュニティでの貢献等でもOK
 ※私の場合、勉強や資格取得、プログラム技術の進歩、それから家族など、たくさん成功を実感しているものがある。

・コミュニティを大切に
 ※自分を大切にしてくれるコミュニティに所属する

・左利き脳は、無礼に対して強い。幸福を感じやすく、無礼な態度もスルーしやすい。
 ※とはいえ、これは個性なので、自分の努力で左利き脳にする方法があるかはわからないが、上記のことを意識する、行動することが大事

ブライアン・ケイブの「礼節のための規範」

①互いに対する挨拶とお礼の言葉を忘れない
②「よろしくお願いします」と「ありがとう」と必ず言う。
③どのような状況であっても、すべての社員を敬意をもって平等に扱う。
④自分の言動は必ず他人に影響を与えるということを自覚する。
⑤他人からのフィードバックを歓迎する。
⑥他人から見て接しやすい人間になることを心がける。
⑦率直で正直だが、思いやりある態度を保つ。
⑧他人の仕事ぶりを認める。
⑨他人の時間を大切にする。
⑩無礼な態度を見過ごさない。

ワンランク上の礼節

ワンランク上の「礼節」として、やるべきこと
①与える人になる
②成果を共有する
③褒め上手になる
④フィードバック上手になる
⑤意義を共有する

与える人になる

「礼節」としてGiverのことが出てくると思わなかったが非常に示唆に富むものだった。勉強になった。


与える人になるが成功する。しかし、与える者については注意する必要がある。
人が与えらえるものは次の3つである。


①情報的リソース(知識や専門技術など)
②社会的リソース(その人の意識や立場、人脈、社会的な地位など)
③個人的リソース(有限。自分の時間)

ここで、①と②は惜しみなく与えていくとよい。(自分のリソースが削られることはない。共有が可能である)
しかし、③については自分のリソースが削られることになるため、原則決して与えてはならない。


※アダムグラントさんは、5分ルールがあった。5分でできそうなことだけはすぐに対応してあげる。それ以上は断ってOK。
なんでも与えればいいわけではないということ。その判断基準が情報と社会性であることは、目から鱗が落ちると思い、実践したい。

礼儀正しい人になる

礼儀正しい人になる、そして「礼儀正しい」が当たり前にする。
そのために一番大切なその心は、「相手への尊重」である。

尊敬できるとなおよいが、無礼で失礼な人に対してまでは難しいこともあるかも。

しかし、相手の尊厳への尊重を決して失ってはいけない。
相手を尊重することを常に心がること。

そして、様々な方法で、「相手に対する尊重」を与える人になる。