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本紹介

本紹介#9:「確率思考」

nonoです。

今日ご紹介したい本は、アニーデュークさんの「確率思考」です。

アニー・デュークさんとは?

コロンビア大学で英文学と心理学を専攻し、ペンシルバニア州大学で認知心理学の修士号を持つ秀才です。

そして、トランプのポーカープレーヤーとして世界最高峰の大会で優勝した経験を持っています。(世界最高峰の優勝賞金は、数億円にもなるそうです)

ポーカーをやったことがある方はご存知かと思いますが、5枚のトランプの組み合わせで、さまざまなパターンがあります。強い組み合わせのパターンを作れた人が勝ちます。

ポーカーは、運の要素と、人間の心理的駆け引きを高度に用いるゲームです。

人生は賭けの連続である。

ただし、アニーさんの「確率思考」は、決してポーカーの攻略本ではありません。

アニーさんは、人生はポーカーと同じなのだと説きます。

私たちの人生も、ポーカーのように「運」と「選択(賭け)」の連続なのです。

ここで「運」というのは、私たちの人生において自分ではコントロールできない部分とできる部分があります。

それはどういうことかというと、自分の努力によって、より良い結果をもたらす可能性のあるものを選択することができます。

しかし、それは100%の結果を保証することはありませんが、最後は「運」次第です。

いわゆる「人事を尽くして天命を待つ」ということですね。

意外と見落としてしまうのは、この選択(賭け)というのは、意識的にも無意識的にもすべての行動について、否応なしに発生しているのです。

例えば、今の仕事に大きなストレスを抱えていて転職しようとか、副業しようとか考えている人がいるとします。

そこで、実際に「転職活動をして転職をする」のが正しいのか、「自分の市場価値を考えると実は今の職場に居続ける方がメリットが大きい」のか、どちらに賭けるかという選択の問題が発生します。

この問題について、真剣に考えて答えを出すのも良いですが、多くの人は難しい問題の一つであり、答えを出すのを先送りして放置してしまうかもしれません。

しかし、この時にも無意識的に選択(賭け)をしていることになります。それは「放置した方が得だ」という方向に賭けているのです。

その「賭け」に勝てれば良いのですが、実際はその選択について吟味できていないと、賭けにかつ確率は非常に低いことが予測されます。

さらに、仮に「賭け」に勝てたとしても、どうして勝てたのかわからず、再現性がありません。

(※ちなみに、ここで例に挙げた悩んでいる人物は、私自身のことですね(笑))

このように、どんなに小さいことでも、その選択は他の選択よりまし(良い)ということに賭けていることになるのです。

本書を読むことによって、人間の思考がどのように賭けを行っているのか、そしてその賭けに勝つ確率を上げるためには、どのように考え行動すればよいかのヒントがたくさん書かれています。

まとめ

私は、基本的にギャンブルは嫌いです。

パチンコや競馬、競艇、カジノ、宝くじなどのギャンブルはしていませんし、あまり好きではありません。

このようなギャンブルには、不確実性と依存性があり、そして勝ち続けるのはほぼ不可能だと考えています。

ギャンブルが嫌いだと、ずっと思ってきたのですが、実は人生のすべての選択が、実はギャンブルになっているのだと、本書を読んで改めて気づきました。

受験勉強、就職、結婚、子供を作るかどうか、貯金するのか浪費するのか、ダイエットするのか、運動するのか、、、すべての選択は、不確実であり、ギャンブルの要素があります。

しかし、合理的に考えて、かつ適切にリスクを取っていくことで、ある程度失敗を受け入れながら、適切に賭けを行って、総合的に「勝つ」可能性を高めることができます。

ポーカーというルールの中での選択と駆け引きは、人生にも通ずるものがあり、ぜひ本書をご自身の選択(賭け)でより良い結果をもたらすためのヒントにしていただけたらと思います。

私も、自分の行動すべてが、この行動が良いという方に自分が賭けているのだと強く認識して、改めて自分の行動に責任を持っていきたいと考えています。

どうもありがとうございます。