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本紹介

本紹介#22 やり抜く人の9つの習慣

こんにちは、nonoです。

本日ご紹介したい本は、ハイディ・グラント・ハルヴァーソンさんの「やり抜く人の9つの習慣」です。またまた、ハイディ・グラント・ハルヴァーソンさんのの本です。「人に頼る技術」、「だれもわかってくれない」に続いて3冊目のご紹介でしょうか。

この方の本は、とても読みやすくて面白く学びがある本が多いなと思っています。

本書を読もうと思ったモチベーション

私は、なかなか物事をやり遂げるのが苦手です。勉強や読書を途中でやめてしまったり、それによって自己嫌悪になって自分を責めてしまうことが良くありました。しかし、成功者になるためには、目標をやり遂げる力は大変重要です。

本書を読むことで、物事をやり遂げるためには何が重要で、具体的にどのような行動をしていけばよいのかを学べるのではないかと考えました。

そして、約100ページほどしかない非常に短い本でありながら、私が知りたいことが、具体的な形で非常にわかりやすくまとめてありました。

読書が苦手な人でも、きっと読みやすく、とても参考になる本だと思います。

私が学んだ9つの習慣について、私自身の忘備録をかねてまとめてみたいと思います。

1 目標に具体性を持たせる

これは、当たり前のようですが、見落とされているかもしれません。

目標を設定するときには、「痩せる」とするよりも「5kg減量する」と計測可能な具体的な数値にしたほうがいい。

試験で「合格する」、よりも合格点の「60点をとる」とした方がいい。

達成しやすい目標とは定量的で具体的な目標なのです。その方が、目標達成までの自分の行動が明確に定義しやすく、行動も具体的になるのです。

2 目標達成への行動計画を立てる

具体的な目標を立てたら、次は具体的な行動計画を立てることです。

ここで、行動計画のために一番強力なメソッドである「if thenプランニング」が紹介されています。

ifーthenとは、自分の行動を条件によって明確に規定するルールを作ることです。

例えば、「お菓子をたべたくなったら、腕立て10回する」のように、ある欲望を満たす前に、目標を達成するための行動を潜りこませると、目標達成のかなり強力な武器となります。

if-thenルールは習慣化のプロセスであり、ある条件では必ずこの行動をするということをルール化することによって、「やるか・やらないか」で迷う時間を消去します。

これによって、目標達成までの行動が劇的に継続しやすくなるそうです。

3 目標達成までの距離を意識する

現状と目標までのー距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」(プロセスの方)に焦点を当てて、モチベーションを維持します。

4 現実的楽観主義者になる

「成功できる」と無根拠に信じます。同時に、成功は簡単に入らないと考えて、努力を怠らない、バランスの取れた状態です。

そのために「ネガティブ」に考えることは良いことです。

目標達成の困難さは「ネガティブ」な側面ですが、ネガティブなことをどのように克服していくかを(必ず解決できると信じて)「ポジティブ」に、そして具体的に取り組むことが大切です。

5 「成長すること」に集中する

最初から完璧を目指さないことです。

失敗を恐れることなく、少しずつでも進歩することを考えましょう。「失敗してもいい」と考えて挑戦と努力を続けていきましょう。失敗は成長です。

また、他人と比較しないことも大切です。常に比較すべきは過去の自分です。昨日の自分から1%でも成長していればOKです。

仮に、毎日1%ずつ必ず成長できたとすると、あなたの現在の能力を1とすると、次の日に1.01倍になるわけです。これを365日継続することができれば、

数学の等比数列の公式 S=(a*r^n-a)/(r-1) にa=1, r=1.01, n=365を代入すると

S=(1*37.78 – 1)/(1.01 -1)=36.78 / 0.01 = 3778倍

なんと、あなたの能力は、365日1%の成長を続けることで3778倍になるのです!!

自分で計算してみて、本当かなと疑うほどとてつもない成長ですね。

毎日の積み重ね、たった1%の成長がとてつもない成長を生み出すのです。これが福利の効果です。実際には毎日1%の成長を継続するのは難しいのかもしれませんが、それでも、毎日少しずつでも成長できれば、とんでもないところまで行けるかもしれない、と勇気がわきませんか?

ぜひ、あきらめずに継続して積み重ねていきましょう。

6 やり抜く力を持つ

これは、タイトルのままやないか、と突っ込みたくなりますね。

ここでの「やり抜く力」とはどういうことか、というと「成長マインドセット」を持つということです。

つまり、「どんな能力でも努力で身に着けられる」と信じることです。本書では、拡張的認知感とも呼ばれていました。

自分の能力や力というものは、決して固定的なものではなく、努力によって常に成長することができるのです。

そのようなマインドセットを持つことが、「やり抜く力」につながるのです。

7 筋肉を鍛えるように「意志力」を鍛える

今までは「能力」や「スキル」的な要素の成長にフォーカスされていましたが、ここでは同じように「意志力」についても鍛えることができるということです。

「意志力」を鍛えられることを知り、習慣的に鍛えることが大切です。

では、「意志力」を鍛えるにはどのような習慣が必要なのでしょうか。

それは、実はとてもシンプルで簡単なことだったりします。例えば

  1. 「背筋を伸ばす。常に姿勢を良くするように意識する。」
  2. 朝起きたら筋トレする
  3. 30分早く起きて、読書する
  4. 毎日、日記を書く

などのように、簡単なことで良いので自分で決めたルールを愚直に守り続けることで意志力が鍛えられます。

特に1番目の姿勢を意識する、というのは意志力を鍛えるために良いメソッドのようです。意外と難しいですよ(笑)

また、意志力というのは使いすぎると消耗します。つまり、こうしよう・ああしようと常に意志の力に頼っていると、毎回決断や判断が必要で疲れてしまいます。

そこで大切なのことが「習慣化」なのです。意志力を鍛えるメソッドのもう一つも裏メッセージは、良い習慣を意志力に頼らずにできるようになるという側面もあるのです。

意志力は主に「前頭葉」の力を使います。習慣化するまでは、この「前頭葉」鍛えるトレーニングになります。そこから、「習慣化」されると行動は自動化されて、考えなくても同じ行動ができるようになります。これは「小脳」の働きによるものだそうです。

一説によると、人間の行動を習慣化するには、「週4回以上の行動を8週間(2か月)続ける」ことで可能だそうです。

ゆえに、「意志力」を鍛えつつも、大事な「意志力」は重要な決断や行動のために節約する必要があるため、「習慣化」も同時に欠かせないスキルということになります。

8 自分を追い込まない

これもとても大切なポイントですね。自分を過信せず、そしてプレッシャーをかけないことです。

誘惑をできるだけ近づけないようにしましょう。

意志力だけで継続すること、習慣化することは難しいことをしっかり認識しましょう。そして、意志力で誘惑に打ち勝とうなどとしないこと。その戦いは、いずれ負ける可能性が高いことは言うまでもないですね。

また、自分の意志力を過信したり、自分の意志力を証明するためにあえて誘惑やプレッシャーをかけたりなど、無駄なことをしないようにしましょう。私もそうなのですが、意外と自分を試そうとしてしまう気がします。なぜでしょうね、自分を優秀な人間だと証明したいのかな、と私自身で感じていますが、本来の目的とずれてしまってますね。一瞬勝ったとしても、ずっと継続しなければやり抜くことはできません。

まずは意志力を使わなくても自然とできるように環境を整える努力も重要です。

9 「やめるべきこと」よりも「やるべきこと」に集中する

悪い習慣をやめることよりも、良い習慣をやるべきことに集中しましょう。

やるべきことは、if-thenプランニングを活用してルール化していきましょう。

まとめ

いかがでしょうか。冒頭にも記載させていただきましたが、本書はたった100ページほどの短い本ですが、内容はとても充実していると思います。

これから、何かをやり遂げるたいと思っている方で、いつも挫折を繰り返して自信を無くしている方などには、ぜひご一読いただけたら参考になるのではないかと思っています。

かくいう私こそ、今まで受験勉強、英語の勉強、情報技術者試験などの資格試験の勉強など、ずっと何一つうまくいかずに苦しんでもがいてきました。

とくに、最初は頑張ろうと張り切っているのですが、張り切りすぎて無茶なスケジュールとボリュームになって、3日坊主になる、なんて挫折が多々あります。

そこから、少しずつ改善していって、毎日10分でもよいから英語や読書、ITの勉強をするということから小さく初めて行きました。

その小さな一歩が、成果としてはTOEICでは400点だった私の成績は今では770点くらいはコンスタントにとれるようになりました。

情報技術者試験も、IPAのレベル4(最上位クラス)の情報処理安全確保支援士に合格することができるところまではきています。

何事も小さい一歩から、毎日1%の成長を目指していくことがとても大切です。

ぜひ、本書もそのためのご参考にご一読いただけたらと思います。

どうもありがとうございます。