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本紹介

本紹介#10:「ジェイソン流 お金の増やし方」

こんにちは、nonoです。

今日おすすめしたい本は、「ジェイソン流 お金の増やし方」です。

厚切りジェイソンさんのお金の増やし方!

日本では、「Why Japanese people!?」というギャグで有名な厚切りジェイソンさん。

しかし、元々はGEというアメリカの超有名企業でプログラマとして働いていたエリートビジネスマンです。

そして、働きながら勉強をして大学の修士号を取得したり、GEを退職してベンチャー企業の役員になっておられたり、超優秀なビジネスマンなのです。

そんなエリートのジェイソンさん。これだけ輝かしい経歴を持っておられたら、さぞかし収入も高いでしょう。

ところが、ジェイソンさんは、どケチという言葉がピッタリとい言わんばかりの倹約家なのです。倹約して節約したお金は、ほぼ株式として投資しておられるそうです。

私たち日本人にとって、株式投資というのはあまり身近でないことでしょう。どちらかというと、預貯金と保険、というのが日本人が大好きな資産なのではないでしょうか。

しかし、銀行に預けた預金の利回りは、0.001%でほとんどお金は増えません。

一方、貯蓄型の保険というのは、ぼったくりな手数料を取られて、これまた保険会社に搾取されることになります。

私たち一般庶民も、この厳しい社会を自由に生き抜くために、お金について学び、そして投資をしていくことは、ほぼほぼ避けられないといっても過言ではありません。

数ある投資に関する書籍の中でも、「ジェイソン流 お金の増やし方」は、手法がめちゃくちゃシンプルで、誰でも実践が可能です。

難しいことを考えなくても、すぐに実践できるという意味で、非常に興味深く、一読の価値があります。

やるべきことは、超シンプル!!

ジェイソンさんが、本書を通しておすすめしている手法は、本当にシンプルです。

つまり、

  1. まず、支出を減らして、3か月分の生活防衛資金(貯金)をためる。
  2. 3か月以上の貯金は不要。それ以上の余剰資金は、VTIに投資する。

ということです。

VTIとは、世界三大投資企業の一つバンガードが提供する、米国全体(約4000社)に丸ごと分散投資できるファウンドです。

小難しいことは省略しますが、ETFで購入する方法と、楽天VTIという投資信託を用いる手法が紹介されています。

まずは、積み立てNISAの上限額を楽天VTIで!

投資初心者の方は、まず積み立てNISAの上限額である年40万円を、楽天VTIを使って投資してみましょう。

本当は、eMaxis Slimシリーズなどの楽天VTIよりも手数料の安い投資信託もあるのですが、その差は0.1%もないため、あとは好みの問題となります。

楽天VTIが非常にわかりやすいので、おそらくそのような解説になっているのだと思います。気になる方は、楽天VTI以外でも、同じコンセプトでもっと手数料のやすいものもあり、インターネット検索やYoutubeを見ると出てきますので、調べてみてください。

ちなみに、私は、積み立てNISAを満額で楽天VTIに投資しています。

VTIであり、手数料が十分安ければ、それほどこだわりがなかったので、ひとまずわかりやすいということで楽天VTIにしました。

証券会社はネット証券を使うこと!

さて、非常に大切なことですが、証券口座の開設は、ネット証券を利用しましょう。

厚切りジェイソンさんの本書では、楽天銀行・楽天証券がおすすめされています。

実際は、SBIでもよいですし、マネックス証券でもよいと思います。

ただし、ジェイソンさんおすすめのVTIが買えるところを選ぶというのが要注意です。

楽天証券、SBI証券は間違いなくあると思います。

ちなみに、私は楽天証券を活用しています。楽天銀行と組み合わせることで、銀行から証券口座への入金及び出金が非常にスムーズで便利です。

また、楽天カードを使って、月5万円までカードで楽天VTIを購入することが可能です。楽天カードを活用することで、楽天ポイントも溜まっていきます。

また、積み立てNISAを満額に使用とすると、月に33,333円までしか投資できません。

したがって、楽天カードで5万円まで使おうとすると、16,667円は特定口座というものを使って投資することになります。

積み立てNISA口座と特定口座の違いは、税金がかかるかどうかです。

積み立てNISA口座であれば20年間非課税で運用できます。

一方、特定口座であれば、運用利益に対して、2021年現在ではおよそ20%程度の税金がかかります。

したがって、最優先は積み立てNISAを満額使うことにしましょう。もし余裕があれば、特定口座を使うというのでOKです。

投資先は米国株一択である

投資先は、米国インデックス一択であることがおすすめされています。

ポイントは、「成長性・流動性が悪いもの、暗号資産のは絶対に投資しない」そうです。

理由としては

個別株個別株の長期的な成長を予測することは困難である。ポートフォリオのメンテナンスが必要になり、かなり大変である。
暗号資産技術としては面白いが、遠くない将来、国が発行する仮想通貨にとって代わられると考えている。それに、今のような通貨高の理由が全く理解できないから。
コモディティ投資金やプラチナ、原油、小麦など現物への投資。これは、インフレが進むときなど、ものの価格が上昇する時には、それなりにメリットがるものの、本質的には現物が成長するわけではない。価値は相対的で、多分に人の気分によるものであり、本質的な価値が変わっていないので投資対象にはしたくない。
中国株中国の成は著しく、アリババ集団やテンセントなどの魅力的な企業がある。しかし、政治的なリスクが大きく、積極的に投資するのは怖くてできない。
不動産不動産投資についても懐疑的(リーマンショックで痛い目にあった)。さらに、日本では土地以外の不動産価値が上がらないことから、投資対象としてはかなり懐疑的である。

まとめ

日本国内でも株式投資や仮想通貨投資が一種のブームになってきているように感じます。

特に、リベラルアーツ大学の両学長など、Youtubeを通して金融教育や投資について非常にわかりやすく発信してくれるかたも多数いらっしゃいます。

特に、コロナショック前後から日本国内でも投資を始めた方が増えているようです。

それでも、日本全体の個人の金融資産としては、50%以上が貯金であり、投資は20%未満とのことです。

一方で、米国の金融資産は日本の真逆で、50%近くが投資になっているそうです。

私たち一般庶民にとって投資することが正しいことなのか、それは15年~30年くらいたたないとわからないことです。

しかし、現預金を持っているだけでは、増えないどころか、世界的なインフレによってお金の価値が低下していく中で資産価値がどんどん減っていくのです。

コロナショック以降、日本を含む各国が大量のお金を発行したため、株価は高騰しているとともに、インフレが加速しています。

さらに、世界各国は、徐々にテーパリングを開始してお金の発行を低下させている一方で、日本だけは逆行してお金の発行速度を継続しており、ドル円の為替レートも大きな円安傾向になっています。

したがって、投資をすることは、現代社会においては避けて通れない道となってきていると思います。

そんな中で、詐欺のような投資案件も横行しており、投資することが非常に怖い気持ちも大変よくわかります。

仮想通貨や怪しい投資商品にお金を出してしまうと、大切なお金を大きく減らしてしまったり、お金をだまし取られることになってしまいます。

そこで、VTIだけに投資すればOKだよ、というのは非常にわかりやすいメッセージです。

実際に、投資環境としての法整備がしっかりしていて、GAMAM(Google、Apple、Meta、Amazon、Microsoft)などの世界的に力強い企業を多く抱える米国への投資というのは、過去200年以上にわたって、右肩上がりの成長を続けています。

過去のデータが必ずしも未来を保証してくれるわけではないことは注意が必要ですが、このような優秀な米国企業へ投資も選択肢の一つとしてはありなのではないでしょうか。

私自身、資産の半分ほどをVTIへ投資しています。残り半分は今のところ現金貯金をしています。さすがに、ジェイソンさんのように3か月の貯金では個人的に心配なので、1年分の支出をカバーできるくらいは、貯金しています。

それ以上のお金は、原則、VTIへ投資するスタンスです。今のところ、節約をお心がけて、給与の30%程度は投資へ回すことができています。

コロナショックからの金融資産緩和から、VTIでも年利20%の成長がありました。

一方で、これは株式としてはお祭り相場だったので、将来的に続くわけではないのですが、それでも15年以上投資し続けることで、4~5%以上の成長を今のところは信じて投資していきたいと考えています。

投資はあくまで自己責任であり、誰も保証してくれません。だからこそ何に投資するのかは、必ず自分で考えてください。

その選択の過程で、ジェイソンさんの考え方はシンプルで洗練されていて、大変参考になるものと思います。

関連書籍でのおすすめ

投資対象としてVTI一択でよいという考え方を教えてくれる本としておすすめなのが、「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」です。

米ドルベースではありますが、なぜVTIに投資するのかについて、ジェイソンさんの本より具体的な内容になっており、考え方を補足することに使えるのではないかと思います。

実は、私がVTI一択に決めたのは、この本によります。もしよかったら、考え方の参考に、こちらもご一読いただけたらと思います。

参考:両学長とジェイソンさんの対談など

リベラルアーツ大学の両学長も、Youtube動画の中でジェイソンさんの本を紹介されています。

さらに、めったにされないコラボ動画としてジェイソンさんと対談されています。

とても面白くて参考になると思いますので、本を読むのはちょっと面倒くさいなと思われる方は、まず以下の動画から参考に見ていただけたらな、と思います。

〇両学長の解説動画

〇厚切りジェイソンさんとの対談