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本紹介

本紹介#8:「影響力の武器」(第三版)なぜ、人は動かされるのか

こんにちは、nonoです!今日ご紹介したい本は、言わずと知れた名著「影響力の武器」です!

この本は、どういう本でしょうか?

この本は、2014年に出版されてから少なくとも22回以上も増刷されている大人気の名著です。

著者は、米国を代表する社会心理学者の一人で、アリゾナ州立大学教授であるロバート・茶ルディーにさんです。

400ページ以上ある非常に分厚い本でありながら、どうしてこれほど人気があり長く読み継がれているのでしょうか。

それは、この本には人を無意識のうちに効果的に動かしてしまう手法が、非常にシンプルな6つの原則としてまとめ上げられているからです。

この本の知識をうまく生かすことができれば、自分の商品やサービスを相手に買ってもらったり、自分の思い通りに相手を巧妙に説得したりする、ということが可能になってきます。

逆に、この本の手法をしっていれば、相手が自分をコントロールするために「影響力の武器」を使ってきていることにいち早く気づくことができ、「影響力の武器」の効果を無効化することができます。

「影響力の武器」は資本主義社会の中で、非常に巧妙に使われており、本当は買いたくないものを買わされたり、やりたくないことを断りにくくしたり、といろいろな場面で影響を受けています。

したがって、自分を守るためにも「影響力の武器」を知っておくことは、大きなメリットがあるのです。むしろ、「影響力の武器」を有効に使うのはちょっと難しいけれども、相手からの攻撃から身を守るためには、「影響力の武器」を知っているだけでも効果があるので、非常におすすめだと思います。

なぜ、人は動かされてしまうのでしょうか

「影響力の武器」とは、私の読んだ感想としてかなり大雑把にまとめると「人間の思考のショートカット(自動化された無意識の行動)する傾向を巧妙に利用することで生まれる技術」というこになります。

人間の脳は非常に高度なことを思考することができる一方で、かなり処理をサボれるように、行動を自動化しています。

みなさんも無意識のうちに、反射的に行動してしまうことがたくさんあるかと思います。

これは、普段の生活の中の多くの場合は、私たちにとって有益です。脳が毎回、深く考えなければならないとすると、一つ一つの行動に時間もかかるし、疲れるし、非常に効率が悪くなってしまいます。

しかし、自分の人生を大きくかえるような決断を自動化してしまうのは非常に危険です。

「影響力の武器」は、この自動的・反射的に人が判断してしまう性質を巧妙に活用して、銃よな決断を促すことができるのです。

影響力の武器「6つの原則」

影響力の武器として、非常にシンプルに「6つの原則」としてまとめられています。

  1. 返報性の原理
  2. コミットメントと一貫性の原理
  3. 社会的証明
  4. 好意
  5. 権威
  6. 希少性

この6つのどれか、もしくはその組み合わせで、「影響力の武器」が使われていますので、私たちが自分の身を守るためには、この6のどれが使われているのかをしっかり見極めることが大切です。

逆に、相手をうまく説得していきたい場合は、この6つを意識して働きかけることで、説得できる可能性が格段に向上するのです。

まとめ

非常に分厚くて、読むのには時間がかかるかもしれませんが、読み始めると面白くて一気に読めてしまうかもしれません。私も、最初にこの本を見たときは、分厚すぎて読めるかな、、、と自信がなかったですが、読み始めるとすごく興味深くて、あっという間に読んでしまったな、と感じました。

ちなみに、私の本はこんな感じです。面白くて、付箋を貼りすぎてしまったなと若干反省しています(笑)

一つ一つの原則について、非常に丁寧に説明されています。どの原則も非常に強力です。私たちは、嫌でもこの影響力を抗うのが難しいのです。

この武器を扱えれば、ビジネスマンとして成功できる確率が上がると思いますし、一方で自分を守るためにも重要な知識だと思います。

使うのはちょっと難しいけれど、相手が使ってきたときに自分を守るためには、まず知っておくことが重要です。

ちょっと分厚くて、読むのには少し時間はかかるかもしれませんが、本当に面白く興味深い本ですので、興味が出たらぜひご一読いただけたらなと思います。

補足:漫画版もあるよ~

原作を読むのがちょっとつらいな、という方には、実は「漫画版」があります。お値段も手ごろですし、まずは「漫画版」から読んでみるというのも良いかな、と思います。

ぜひご参考にしていただけたら幸いです。