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稼ぐ力:会社員でいることのリスク

こんにちは、nonoです。

いま、「一億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」という本を読んでいます。だいたい2/3ほどまで読んだところです。

とても興味深い内容です。まだ読んだことがない方は、一読の価値があると思います。

本から学んだことの中で非常に重要なことの一つは、ほとんどすべてのお金持ちは、個人事業主であり自分のビジネスを持っていることです。

ちなみに、ここでお金もちとは、純資産で1億円以上持っている方々です。

私を含む一般的な多くの人々は、会社員としての安定をすてて独立するということは、とてもリスクが高くて実行する勇気があるかたは少ないではないかと思います。

私の場合ですが、独立するリスクといった場合、どちらかというとマイナスのリスク、稼げなくなって、収入がなくなり、生活が立ち行かなくなって、一家離散とかホームレスとか、最悪の場合死んじゃうじゃないか、とかものすごく極端なことを考えてしまいます。

ここまで極端ではないとしても、お金持ちではない多くに人は、リスクをマイナスにとらえる傾向が強いだろうと思います。

しかし、お金持ちは逆の志向を持っているようなのです。リスクというのは、必ずしも危険を意味する言葉ではなく、不確実性を表しています。つまりリスクが大きいといったときには、プラスとマイナスのふり幅が大きいことを表すのです。

独立して個人事業主となったとき、売上や利益を上げられるか否かは、自分次第です。そして、上限はありません。自分の努力と工夫、才覚次第では青天井の成果を出すことが、理論上は可能です。一方、会社員は、自分の収入をコントロールするすべがほとんどありません。ある程度は年功序列だったり、役職の有無など、どんなに優秀な人で成果を出しても、若いと相対的に安月給になります。(それでも、アメリカではジョブ型の働き方で、成果が報酬に結び付きやすいとは思いますが)

もちろん、お金持ちが、マイナス面のリスク(不確実性)に対して恐怖を感じないかといったら、そうではありません。恐怖を感じているのです。ただし、お金持ちになる人は、この恐怖から逃げません。マイナス面のリスクと向き合います。そして、全力でこのマイナスのリスクを低減させる努力を行っているのです。

つまり、お金持ちが独立する場合、マイナス面を無視して無謀な挑戦をするのではなく、マイナスよりも勝算が勝っていて、リスクに対するリターンが妥当なものだと認識したときに、初めてリスクテイクするのです。

お金持ちは、リスクはとっても、ギャンブルはしません。リスクというのは、実はある程度はコントロールすることができるものなのです。そして、情報収集や全力で考えて行動することで、かなりマイナスのリスクを下げることが可能になるのです。

お金持ちは、そのことを知っており、そうやって10回のうち9回は勝てる状況を作り出してから挑戦するのです。もちろん、それでも10%は負ける可能性があり、失敗する事業もあるのですが、それでも致命傷にならないように工夫して、何度も挑戦することで、確率論的にはビジネスに勝っていくわけです。

この考え方は非常に重要ですね。私のためにももう一度言いますと、お金持ちは一か八かのギャンブラーではなく、恐怖を克服するために全力でマイナスのリスクを下げているから、適切なリスクをとってチャレンジするのです。だから、臆病であることは全くもってマイナスではないのです。マイナスのリスクに気付けるわけですから。

ここで、もう一つ大切な視点として、お金持ちが考える会社員のリスクです。お金持ちは、会社員は自分の人生を他人に預けることになり、むしろそのほうがリスク(危険)が高いと考えています。

会社員は、会社の業績や会社の都合で、人生を大きく左右されます。そして、業績が悪くなった会社は、生産性の低い社員から解雇していくことになるでしょう。

そうなったときに、会社員の身分に安住して努力をしてこなかった人から、非常に大きな危険にさらされることになるのです。実は、会社員であっても、いつでも独立できるという実力のある社員でなければ、会社からも必要とされないのです。それは、会社の業績が厳しい時ほど顕著に表れるのです。

したがって、会社員であることというのは、実は独立するよりもリスクが高いという可能性があるのですね。

この視点は決して忘れていはいけないと、強く思います。必ずしもお金持ちになることが目標ではなくても、いつでも独立できる実力と稼ぐ力をつけていくことは、必須の努力だと強く思います。

頑張りましょう!

どうもありがとう。